老人ホームの徘徊対策にICカードキーをお考えの施設へ
最近いただいたお問い合わせの中に偶然だと思うのですが、老人ホームにICカードキーを設置したいとのお問い合わせが続きました。新築の案件から既存の施設への案件まで、状況は様々です。個人的な意見ですが、現場で作業していても閉じ込めているようであまり楽しい現場ではありません。ですが、実際にお話を聞くと勤務されている方は大変なご苦労があるとのことでした。施設内から誰も気がつかないうちに出てしまい、事故にでもあったら大変だからです。
最初のお問い合わせの多くは費用を抑えるために電池式のアイタッチスリムやシリンダーICロックがほとんどですが、電池錠は室内側にある本体に解錠ボタンと電池BOXがあるので、退室を制限するために反対に取り付けると解錠ボタンが屋外に出てしまいます。これでは誰でも建物に入ることができるようになってしまいます。
玄関にICカードキーを設置するとなると、どうしても両面にカードリーダー又はテンキー(暗証番号)を設置するしかないでしょう。電気錠は国産電気錠だけでなく、電磁石錠(マグネット錠)を使用すれば様々な扉に設置できます。「この扉をオートロックにできるのかな?」とお悩みの方はぜひご相談ください。(写真は電磁石錠設置のイメージ)
既存の建物でもICカードキーを持っていない人は出入りができないように設置できることがほとんどです。指紋や顔面認証にすることもできますので、ご予算や用途に合わせてご提案させていただきます。
[著者] 小松 賢市
かれこれ15年ほどセキュリティの業界にいます。最初はアナログのシリンダーキーの交換からはじまり、入退室管理システムや防犯カメラ、金庫まで様々な機器を取り扱ってきました。起業して平成30年5月で10期目に入ります。お客様のご要望と現場に応じた機器をご提案から施工まで行う「セキュリティコーディネーター」として仕事をしています。