従業員通用口のセキュリティ

既存の扉をそのまま利用したオートロックシステムで、部外者の立ち入りを防止。

飲食店や郊外店において、従業員や搬入業者が出入りする従業員通用口は、死角に設計されることが多く、誰でも自由に出入り出来る事も少なくありません。防犯対策のために、既存の扉をそのまま利用したオートロックシステムで部外者の出入りを防止する事をおすすめしております。

既存の扉をオートロックドアに

既存の扉をオートロックドアに

セキュリティの考え方は様々ですが、扉からの侵入を防ぐため常時施錠することは有効な対策と考えます。扉をオートロックにするには扉を変える必要があるのでしょうか?

確かにより強度を上げるにはアルミサッシから鉄扉に変えるなどの対策は有効ですが、コストも時間も掛かります。カンヌキが出るタイプの電気錠が設置できない場合は、電磁石(マグネット)錠を使えばほとんどの扉をオートロックにすることができるので、コストを抑えて設置が可能です。

従業員は暗証番号やカードで認証

従業員の出入りは暗証番号やカードで認証

店内に入ることを制限するには、テンキー(暗証番号式)またはカードリーダーを設置します。暗証番号式はコストを抑えて設置できますが、口伝えに漏れてしまう可能性もあるので頻繁に変えることをお勧めしています。

ICチップの入ったカードで社員証を発行する方法もあります。カードであれば退社時に回収が可能で、紛失時は削除ができます。本人が認証したかを調べるには履歴を管理したり、入口に防犯カメラを設置し録画することにより確認が可能です。

インターホンで来訪者を確認

インターホンで来訪者を確認

夜間の来訪者や、外部を確認しないで扉を開けることは怖くないでしょうか。インターホンを設置するだけでも来訪者を確認してから開錠することができます。インターホンの種類によっては外側に付ける子機にライトが付いており、外に外灯がなく暗い場合でも顔が判別できるようになっています。

従業員通用口のセキュリティを強化する理由

道路から死角に設置されていることが多く部外者が侵入し易い

道路から死角に設置されていることが多く部外者が侵入し易い

従業員や搬入業者が出入りする入口は、店舗の裏手に設計されることが多く見受けられます。駐車場を有する郊外型店舗では、道路から奥まったところに入口があるため、たとえ車通りが多くても死角になります。

来店されたお客様への配慮からですが、夜間になればますます人目に触れない危険な場所になります。屋内から出る場合は外の状況が確認できるようにインターホンや防犯カメラを設置することが望ましいと考えます。

元従業員など部外者が簡単に出入りできる

元従業員など部外者が簡単に出入りできる

内部事情を知った友達同士で商品を横領したりするケースもあるとの相談を受けたことがあります。退社した場合は従業員出入り口からの入店はできなくするべきです。死角になる部分に監視カメラを付ける、暗証番号を変更するなど、抑止効果のためにもセキュリティ機器を設置したほうが良いでしょう。

通常のシリンダーキーでは合鍵が作れてしまいます。暗証番号や社員証カードで入室管理をする方が結果的にコストをかけないでセキュリティを導入することができます。

閉店後に積算業務を行うことが多く狙われる原因となる

閉店後に積算業務を行うことが多く狙われる原因となる

営業時間後の売上金の集計や発注業務、シフト管理など閉店後も業務のために仕事をされている方がおられます。パートやアルバイトが帰宅し、1人または少人数で残ることが多いのではないでしょうか。

深夜の押し入り強盗や、屋外に出たところを襲われる事件は後を絶ちません。しっかりと対策を行っていることを賊に分からせることも防犯対策になります。従業員の安全確保のためにもセキュリティを見直し、安心して働ける環境づくりをご提案いたします。

導入事例

  • 既存の扉に対して暗証番号式のリーダーとインターホンを設置しました。
  • 来訪者はインターホンで確認してから中に入ることができます。
  • アルミサッシ扉にも電磁石錠を設置することによりオートロックにすることができます。扉の中に埋め込む錠前と違い、様々な扉に対応できます。
  • 鉄扉には加工を行い、電気錠を埋め込むことによりオートロックにすることができます。
  • ガラスが入った扉など、框(の枠部分)が狭く通常の電気錠が設置できない場合も、細框用電気錠を設置できる場合があります。
  • 従業員通用口は裏手に設置されることが多く、夜間になると暗くて危険な場所になることがあります。店内から外の様子がわかるように防犯カメラを設置し、モニターで確認してから扉を開けるようにしました。

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